脱サラのメリット・デメリット


実は最高!?サラリーマン では、会社組織に属することのメリットを挙げましたが、今回は脱サラした場合と比べてみましょう。

ここでの脱サラとは、会社組織から抜けて自分でビジネスを起こした場合とします。
自宅を改装してカフェを開いたり、フランチャイズでコンビニ経営をするなんていうケースですね。

サラリーマンと違い、独立開業者のメリット・デメリットは表裏一体になっている事が多いのです。


メリットデメリット
頑張った分だけ収入が上がる収入が不安定
職場の人間関係のストレスがない従業員を抱える場合は別種のストレスがある
自分のやりたい仕事ができる分業化されていなければ、
やりたくない仕事もしなければならない
働く時間・日数を自由に決められる定時で終われるわけではない、有給が無い
定年・リストラがある定年の年齢になっても働かなければならない
自分で自由に判断できる判断による全責任を自分が負う
自由に経費を使える経費は自分の懐からの出金
税金をある程度コントロールできる事務処理が煩雑

これらの項目は、独立開業する業態、規模、方針によって変わってきますが、ざっくりとまとめると
会社員は『不満はあるが不安は無い』
脱サラすると『不安はあるが不満は無い』

といったところでしょうか。

会社員は、上司や顧客との付き合いの中で、自分の思い通りにならない事が多く不満を抱えます。
給料が安ければ、それに対しての不満もあるでしょう。
反面、多少のミスや業績悪化は会社が許容してくれますから、個人が責任を取らされることもありません。仕事で失敗したからと言って、借金を抱えて路頭に迷うなんて言う不安は無いわけです。
もちろん、終身雇用制度が崩れた今となっては、会社が個人の生活を一生面倒見てくれるという状況ではありません。
しかし、失業保険もありますし、労働者は法律によって守られている立場ですので、将来への不安は少なくなっています。

比べて、脱サラした場合を見てみましょう。
自分で起こした商売であれば、決定権は全て自分にあります。
頑張って業績を伸ばせば給料も青天井なのでやる気が出ます。
嫌な上司もいませんし、ストレスのたまるお客さんは断ればいいのです。
就労時間から設備の選択に至るまで、自分で自由に決めることができます。
いち会社員が感じるような不満のほとんどは感じることが無いでしょう。
しかし、全て自分で自由に決められるという事は、その選択の責任は全て自分が負うということです。
仕事でのミスは即、業績(収入)に反映されますし、嫌なお客さんを断ればその分の売り上げが減ります。
上司がいないという事は、間違いを指摘してくれたり、ミスをフォローしてくれる人がいないという事でもあります。
不満がたまることはないが、明日路頭に迷うかもしれないという不安は常に付きまとうのです。