遅刻の2つのパターンとその対処法

 
遅刻は大罪です。
他人の時間を無駄にしてしまう行為だからです。

時間を守らないとその人の信用に関わります。
遅刻は「しない」事が当たり前とみなされます。

社会で積み重ねてきたあなたの評価を、
遅刻で台無しにしてしまうのはとてももったいない事ですよね。


遅刻は2種類のパターンがあります。
それぞれの特徴と対処法を見ていきましょう。


パターン1:気が付いたら遅刻していた場合。

ふと目が覚めて時計を見ると、すでに遅刻している状態です。
会社や約束相手から連絡があって気付く場合もあるでしょうし、「いい加減に起きなさい」と家族が起こしに来て発覚する場合もあるでしょう。

原因としては、
  • 目覚まし時計の故障・セット忘れ。
  • 携帯のアラームがマナーモードになっていた
  • 体調によるもの(風邪や過度の疲労など)
  • 予定がある事を忘れている
  • 前日の夜更かし、飲酒
などでしょうか。

いずれにせよ、このパターンの寝坊は何回も繰り返すものではありません。
遅刻した本人も罪悪感を感じていますし、反省しています。
この類の遅刻をしてしまったら、遅刻した原因を洗い出し、次からは同じ失敗をしないようにしましょう。
それでも、どんなに気を付けていても遅刻してしまう事もあるでしょう。人間ですからね。
しかし、開き直ってはいけません。
リカバリーする手は残されています。

既に遅刻をしてしまった場合の対処法
  • 携帯などで現在位置や到着時間などをこまめに連絡する。
  • 一分一秒でも早く駆けつける。移動は基本小走り。タクシーなどの利用も前向きに検討する。
  • 電車の事故や自然災害などの不可抗力があっても、極力言い訳はしない。
  • 兎にも角にも、平身低頭謝る。悪いのは遅刻をした自分。言い訳や責任転嫁は相手の怒りに火を注ぐだけです。
時間は元には戻りません。遅刻をしてしまったら誠意をもって対処しましょう。
それが極めてまれな遅刻であれば許されるでしょう。


パターン2:遅刻に罪悪感を持っていない場合。

これは問題です。
この遅刻パターンの原因は、外的なものではなく本人にあります。
  • 朝、布団の中でうっすら目覚めていても、積極的に起きようとしない
  • 目覚まし時計はセットしているが、目覚める前に無意識に止めてしまう。
  • なんとなくやる気が起きない。
  • 行動が遅く、焦りを感じない。(良く言えばマイペース)
  • 時間の逆算が出来ない
  • 約束事に重要性を感じていない
このパターンに当てはまるタイプは、日常的に遅刻をします。
人を待たせることにストレスを感じない、根っからの遅刻体質と言えるでしょう。
朝、充分早い時間に目が覚めても、家を出なければいけない時間までに身支度が出来ません。
「今急いでいます、待ってください」と口では言いながら、その動作はスローリー。要領の悪さも相まって、無駄に時間が過ぎていきます。
重要な仕事を任せられる事は無いですし、私生活でも肝心な場面で信用されないといったタイプです。

対処法は残念ながらありません。
巷にあるような「遅刻をしない方法」や「画期的な目覚まし時計」を使っても、その目新しさに慣れてしまえばまた元の遅刻の日々に逆戻りです。
しいて言えば、遅刻によって何か致命的な失敗を経験すれば変わるかもしれません。
それは文字通り「人が変わった」状態になる事です。自分の内面から意識を変えなくてはいけません。
時間は貴重なもので、遅刻は他人の時間を奪ってしまうという事の重大さを認識しなければなりません。