食後に襲ってくる猛烈な眠気の原因と、5つの対処法


後に、我慢できない位の眠気が襲ってくるのはなぜでしょうか。
そのせいで午後の仕事がはかどらないのは困りますね。

食後にくる眠気の原因と、対策を見ていきましょう。

消化吸収というのは、それ自体がとても多くのエネルギーを消費します。

食物が体内に入ると、それを消化するために大量の血液が胃や腸などの消化器官に集まります。

血流の優先順位が消化器官に向くので、脳への血流は抑えられます。

これが眠気の原因です。

また、消化に関わる内臓が活発に働く際、副交感神経が優位になりますが、この副交感神経というのはリラックスした時に働きます。

つまり、食べ物を消化している時はリラックスした状態なので、眠りに入りやすくなります。


他にも、インシュリンというホルモンの働きで血糖値が上がり下がりするなどの原因もありますが、それらは全て食べ物を消化吸収するためのしくみです。
食後に眠気を感じるのは、人間の体が持つ、ごく自然な働きなのです。


では、食後の眠気に対してはどのように対処すればいいのでしょうか。

コーヒーを飲む

カフェインが含まれていますので、目覚めの方法としてはとても一般的なものですね。
加えて、食後のコーヒーは消化を助ける働きがあります。
砂糖を入れると血糖が激しく変化してしまい、インシュリンの分泌が乱れ、それが眠気につながる場合もありますので、コーヒーはブラックで飲むのがいいでしょう。


昼食は腹八分にする

胃にたくさんの食べ物を詰め込んでしまうと、消化器官に負担がかかります。
血流や神経が消化に回されると、脳が眠気を感じてしまうので、昼食は腹八分で押さえておきましょう。


血糖値を急に上げすぎないようにする

食べ物によっては、血糖値が急上昇してしまい、インシュリンの分泌に乱れが生じてしまいます。
食べ物に気を付ける事で、食後の眠気も変わってきます。
食後の眠気を防ぐためには、血糖値を緩やかに上昇させる食材を取るのがいいでしょう。
血糖値を緩やかにあげる食べ物…ヨーグルト、パスタ、玄米、りんご、バナナ、蕎麦など。
また、食事をゆっくりと食べる事で、短時間の急激な血糖値上昇を防ぐことができます。


軽い運動

体がリラックス状態にあると眠気が強くなります。
少し体を動かして、体を目覚めさせてあげましょう。
軽めの運動、例えばストレッチや散歩などがいいですね。
食後すぐに動くのは消化に良くないので、30分くらい食休みをしてから行いましょう。


思い切って寝てしまう

可能であれば15~20分ほど仮眠をしてしまいましょう。
食後の眠気は自然な体の働きですので、それに逆らわず、身をゆだねてしまう方が早く眠気を解消できるでしょう。
あまり長い時間寝てしまうと、眠りが深くなり、すっきりと目覚められなくなってしまいます。
横になるのが難しければ、座った状態で目を閉じるだけでも少し眠気は軽減されるでしょう。