集中力を高める食品とは?


集中力を必要とされる場面は多いですよね。
仕事の効率向上や、資格試験の勉強など、普段必要な集中力を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。

実は、集中力を高めるための栄養素をバランスよく含んだ食品があるのです。

それは、大豆です。

豆腐、納豆、味噌の原料にもなる、日本人にとってとてもなじみ深い食材ですよね。

炭水化物としての大豆

炭水化物(糖質)は、生物にとって重要な栄養素であり、脳の働きに欠かせない栄養素です。
脳のエネルギーとなるのは、糖質の一種であるブドウ糖だけなのです。
しかし、代表的な炭水化物である白米やうどんなどは糖質の吸収が早く、血糖値が急激に上がった後に急降下してしまいます。
血糖値が下がってしまうと、脳の活性は下がり、眠気を感じてしまいます。
ですから、糖質を摂る場合、吸収が緩やかな食品がおすすめです。
大豆に含まれる炭水化物は多くはありませんが、ゆっくりと吸収されるので、血糖値の急激な上下が起こりにくいのです。

大豆はレシチンを多く含む

脳では、アセチルコリンという神経伝達物質が神経の情報伝達をになっています。
大豆には、アセチルコリンの元となるレシチンがダントツに多く含まれているのです。
このため記憶力や集中力を高める効果が期待できます。
また、疲労回復やストレス解消の効果もあります。

大豆はビタミンEも豊富

ビタミンEは、血流を促進させ、脳への酸素供給をスムーズにしてくれます。
ビタミンEには、前述のレシチンを酸化しにくくする働きがあり、レシチンもビタミンEを体内に吸収しやすくする働きがあります。
大豆を摂取すると、二つの栄養素の相乗効果が期待できます。


まとめ

大豆に含まれるこれらの栄養素は脳の働きにとって重要ですが、大豆ばかり食べても良くありません。
いろいろな食品をバランスよく食べることで、栄養素の吸収・作用が助けられるのです。
大豆を使ったメニューを日々の献立に取り入れて、仕事の能率アップに役立ててください。