放置すると危険!むくみは早めに解消しよう


デスクワークの時間が長いと、足がむくんできますよね。
女性の方は特にそうだと思います。

むくみを放置すると、セルライトがついてしまったり、静脈瘤が出来てしまったりする事もあります。

はやめのむくみ対策をして、大事にならないように予防しましょう。


マッサージは逆効果!?

むくみを改善するために、そけい部やふくらはぎなどのマッサージを勧める記事も見かけますが、自己流でやってしまうと逆効果になります。
むくみが起こる状態は、血管やリンパ管の逆流防止弁が機能していません。つまり、管が弱っている状態なのです。
そこに自己流でマッサージをしてしまうと、弁が壊れたり、血管そのものが傷ついて内出血を起こしてしまう場合もあります。

筋肉のポンプでむくみ解消

足に溜まった水分は、足の筋肉が動くことで心臓に押し戻されます。
心臓の収縮だけで全身の血液を回収するのは負担が大きいのです。
足の筋肉は血液を押し戻すポンプ作用を持っているため、『足は第2の心臓』と言われるのです。
体に負担なく むくみを解消するためには、この「筋肉のポンプ作用」を働かせるのが最も自然で効率の良い方法です。


むくみ解消のエクササイズ

では実際に、「筋肉のポンプ作用」を利用してむくみを解消する方法をご紹介します。
机に座った状態でもできますので、仕事の合間を見ながら実践してみてください。

①つま先の上げ下げ
車のアクセルを踏むように、かかとを地面につけた状態でつま先を上下に動かします。
上げ下げの動作はゆっくりと行い、10回程度繰り返します。

②かかとの上げ下げ
つま先立ちをするように、つま先を地面につけた状態で、かかとを浮かせるように動かします。
ふくらはぎの筋肉に意識を集中しながら、これも10回程度繰り返しましょう。

③ひざを伸ばして足首を動かす
イスに座ったまま、膝をまっすぐ伸ばして、つま先を伸ばしたり手前に曲げたりを繰り返します。
膝を伸ばすことで、足先に滞っていた水分が戻っていく道が広がります。。
この動作もゆっくり行い、10回程度繰り返しましょう。

④足の指をグー、パーする
足の指でじゃんけんをするように、指を握ったり、離したりしていきましょう。
この動作は、足の甲や、くるぶしのむくみ解消に効果的です。

⑤足首をぐるぐる回す
座った状態で足を浮かせ、外回り、内回りとぐるぐる回していきましょう。
動きが悪いと感じたり、窮屈な感じがしたら、手で持って回してもいいでしょう。
右回り、左回り、各5回くらい回しましょう。


 
これら一連の運動を、むくみが出る前の予防として、座り仕事が一時間ほど続いたら行いましょう。
もちろん、むくみが起きてしまってからでも解消法として効果があります。

受診が必要なむくみ

むくみの原因には、単なる運動不足や水分過多だけでなく、病気が隠れている場合もあります。
例えば…
  • 動機や息切れがある
  • 朝になってもむくみが消えない
  • 急に尿の量が減った
  • 一か月で3kg以上体重が増えた
これらの症状を伴ったむくみは、心臓や腎臓などの病気が隠れている場合があります。
早めに病院で診てもらうようにしましょう。