お中元・お歳暮~贈り物で注意するべき5つのポイント


社会人になると避けて通れないのが、お中元などの贈り物のやり取りです。

相手への日頃の感謝の気持ちを表すものですが、場合によっては失礼に当たる事もありますので、贈り物を贈る際に注意したいポイントをまとめました。

好みや家族構成を把握しよう

贈り物として代表的なのはビールやハムなどですが、相手の好みや家族構成を考えないと、的外れな贈り物になってしまいます。
お酒を飲まない家庭がビールを贈られても困りますし、夫婦二人暮らしの家庭に日持ちしない生ものを大量に贈っても処理に困ってしまいます。
子供がいる家庭ならジュースの詰め合わせなども喜ばれますし、大家族であれば洗剤なんかも気の利いた贈り物です。
贈られる側の事情を把握して、負担にならないような贈り物をしましょう。

一度限りのお中元は失礼になる

お中元は、これからも継続的に良いお付き合いをしたいという感謝の気持ちを込めて贈るものです。
「結婚式の仲人をしてもらったから」や「今年は食事会に招いてもらったから」などと、一度限りのつもりでお中元を贈るのは、逆に失礼に当たります。
上記のように一度だけ贈る場合は、表書きを「お礼」として贈りましょう。

贈る時期に気を付けよう

お中元は6月下旬から7月15日までの期間に贈りましょう。
関西などは旧盆の習慣があるので、1ヶ月遅れの8月15日までに贈るようにしましょう。
関西に住んでいる人が関東に贈る場合は、遅れないように注意が必要です。

贈る相手に気を付けよう

政治家や公務員にはお中元やお歳暮を贈ってはいけません。
公職選挙法や公務員規定に反する恐れがあるからです。
公立の小学校、中学校、高校の先生も公務員ですので同様です。
贈った側だけでなく、贈られた側にも迷惑をかけてしまうので、絶対にやめましょう。
そういった場合は、品物や金品は避け、御礼状や手紙を送った方が良いでしょう。

賞味期限に気を付けよう

受け取る側が、旅行などで長期に家を空けている場合もあります。
生菓子やフルーツなど、賞味期限の短いものを送ると、手元に届いた時には賞味期限を過ぎていた…という事にもなりかねませんので、食べ物を贈る場合は賞味期限に余裕のあるものを選びましょう。
もしくは、相手が受け取るのに都合の良い日時を聞いておく方がいいでしょう。